機動戦士ガンダムに関する画像・カスタマーレビュー・リリース情報です。
機動戦士ガンダムに関する画像
機動戦士ガンダムに関するカスタマーレビュー
pcmaniaさん
「ああ、安彦ガンダム!!」
ついにここまで来ましたね。能力を見出してくれたシャアを差し置いてアムロと感応するララァ。シャアは、そのララァの行動に焦りながらも、アムロの覚醒を実感する。自分の能力の覚醒に疑問を抱きつつも、革命と戦いの中に自分を置くことで自分を生きようとし、孤独な革命家を貫き通そうとするシャア。
このあたりは、TVシリーズでもかなり人気が出てきた後なので、当時のアニメ雑誌等でかなり語りつくされた上で尚、何度も何度も語られている部分です。
この巻で見逃してはいけないのはやはり、作品中、漢の中の漢であり続けたドズルの壮絶なる最期!!(実は彼の死にざまこそがZガンダム、ZZガンダム、逆襲のシャアと続く鍵になるのですが……)
そして、ミライとブライト、スレッガー。ハヤトとフラウ・ボウ。そして、そして、シャアの実の妹セイラ……
ああ、どのページ一つ、どのコマ一つ、見落としていいところはありません。安彦良和の個々のキャラクターへの愛が、ものすごいオーラとなって延髄から大脳新皮質まであらゆる脳細胞をゆさぶります。毎巻ですが、読み終わった後は、ただ、涙……。
ありがとう、安彦良和。ありがとう、ガンダム!!
風太郎さん
「男の中の男、散る!」
ガルマに続きドズルも戦死するこの巻。私は昔、高校生の時にアニメで見ていた頃は正直言ってドズルは嫌いだった。何せあの傷だらけの風貌だしドズルは怖いという印象だけしか残っていなかった。しかしこの安彦氏の漫画ではアニメ以上にドズルはあの風貌に似合わず優しさ、そして同じ人間としての弱さを持っている人物に描かれていて(サスロ兄との件やゼナとの結婚のエピソード、開戦当初、敵ながら幾多の一般人を殺害して苦悩するなど)いつの間にか好きになっていった。もし逆の立場でソロモンの指揮官がギレン若しくはキシリアだったとしたらドズルは迷わず援軍を出したであろう。ドズル中将に合掌、そして敬礼!。
ダース・サルサンさん
「あれれ?」
待ちに待った20巻ですので、勿論楽しく読みました。
でも気になったところが一点
ララァがキシリア閣下に「はじめまして」とは・・・
前巻で拝謁してましたよね。仮面と覆面のかけひきの時。
にもかかわらず閣下にしてから「ほほお、お前か」とは。
まあそれはそれとして、ララァをはじめセイラさんやフラウなど
色取り取りの女性キャラを、もっともっと魅力的に描いて欲しいなー、と思います。
他の方もおっしゃっている通り、愛すべき野郎どもの生き様は心に響きます。
キシリア閣下の凄みも際立っているであります。
原作アニメよりも成長が若干遅めに見えるアムロ君が、
本作のもう一つのテーマと言われる「ボーイ・ミーツ・MS」を経てどういう変化をみせていくのか
これからも楽しみです。
TKYさん
「安彦氏の気合十分」
隅々まで安彦氏の気合が垣間見え、読み応えがありました。
絵も迫力があり、新解釈もたくさんあり、安彦節全開といった感じです。
前半では安彦氏が愛していた?ドズルやスレッガーの死にスポットライトが当たりますが、特にスレッガーはカッコいい。
また、ここでは戦場の悲劇、悲哀、悲惨さなども描かれ、物語に厚みを持たせています。
また中盤ではジオン、連邦双方の、今後の作戦についての会議等が描かれますが、アニメでは分かりずらかった部分が良く分かり、とても面白かったです。
特に、デギン謀殺にキシリアが手を貸す部分が明らかにされていますが、これは同時連載中の「ギレン暗殺計画」にも通ずる点があり、非常に興味深いですね。
アニメではキシリアがギレンを殺した際、
「父殺しの汚名はギレン総帥とて免れない!」
と言い、即座に全軍の指揮権を握るなど手際の良さが目立ちましたが、なるほどこの経緯があってこそと納得しました。
また、デギンがギレンに対して放つ「ヒトラーの尻尾」発言も深く掘り下げられていて、ここは特に読み応えありましたね。
最後に、アムロとララアの宇宙空間での出会いが描かれますが、ここにシャアも絡ませて、アムロに対して「ニュータイプによる世直し」を語らせ、「勧誘」もしていますが、アムロはそれに対して非常に冷たい態度を取ります。
これはどうやらシャアの、アムロに対する劣等感が決定的になったようなのですが、確かにこの展開の方が今後の2人を理解しやすい。
「逆襲のシャア」で地球に隕石まで落としちゃうのも分かる気がします。
同時発売の「公式ガイドブック2」で安彦氏が語っていましたが、氏はこの作品を「きっとこうだったはず」という視点で、アニメを補足するように描いているようですね。
そういう意味で、本作品はアニメの解説本として読む楽しみもあります。
個人的には「ゲルドルバ」の意味が分かって、刺さった棘が抜けた想いです(笑)。
木野誠さん
「ビグ・ザムすごい」
ゲーム等では、全く機動力や移動力のないビグ・ザムですが、
オリジンでは、ガンダムですら追いつけない巡航能力を有している!
これはすごいことであり、今後ゲームでビグ・ザムの設定が変化するかも。
物語のほうはいよいよ佳境です。
映画とは違い、ララァが死ぬ前に、シャアがアムロを
同志に迎えようとしていたりします。
今後、エルメスとガンダムの戦闘がどのように描かれるか楽しみです。
山猫大尉さん
「ファーストの世界と完全な地続き!」
なんだかあっという間に読んでしまった。ぐいぐい来ますね。
ファーストの世界を大事にしつつ自分の能力をフルに生かして書き上げておられます。
「あっ」と言ってしまうようなパーツがそこかしこにあります。言わないけど。
ここまで読んだ人なら当然感づいているような秘密が明らかになります。そのタイミング、使いどころがうまい!
戦闘の描写もすごいです。SFとはいえ技術的な裏づけを混ぜながら展開、良いですね。頭の中に宇宙空間が広がりますよ。
またお遊びなんでしょうが著者の作品の「亡国のイージス」と同じ名前の人が同じ方法で死んでしまいます。ニヤリ。
やすいちさん
「フル・フロンタル登場」
シャアの再来が登場。
まだまだ謎のキャラですが、これがシャアなのかは本当に気になる所ですね。
と言うかシャアであって欲しい!
それでアムロももちろん登場!
とにかく3巻で各キャラクターの役割が少しづつはっきりしてきます。面白いです。
個人的予想では、フル・フロンタルはシャアではないでしょうね。
しかし、それでも恐らくガンダム正史の中で絶対に関係深い人、又は登場していた人物では?
と勝手に予想しています。
燃えよ剣さん
「素晴らしい文章力で読ませてくれます。」
ぐいぐいと読ませてくれる作品です。例のフル フロンタルの会話の描写ですが全然きになりませんでしたし、逆にシャアとは別の口癖、口調を入れ富野のシャアとの違和感を感じさせるより、このほうがよっぽどしっくりしました。ガンダムは好きですが文章のプロでない方が書くアニメを元としたコミックは、読むのにつらいものがあり、好きではなかったのですが、福井さんのこの小説は読み応えがあります。さすが亡国のイージスの作者、俗な言い方ですが、吉川英治新人賞を受賞した、力量がある作家が書く(それもガンダムをリスペクトしている)ガンダムはわくわくさせてくれます。
ドクトルgさん
「フル・フロンタルが3倍速な理由」
ガンダム世界を成立させたのは、一にも二にもミノフスキー粒子である。こどものおもちゃだった戦闘ロボットという存在をリアルな兵器として再生させたのは、誘導ミサイルの無効化と有視界戦闘という設定である。福井はこれを徹底的に意識して小説を書いている。ともするとガンダムファンは「そんなのちょっとくらいいじゃん」と甘くなりがちな部分である。しかしそれではガンダム文化は成熟しない。
福井はガンダムをハードSFとして再構築しているのだ。その一つが、AMBACシステムである。宇宙戦でのモビルスーツに手足が必要でないということは、ファーストガンダムのジオング登場場面で、奇しくも技師の口から有名なセリフが飛び出している。「足なんて飾りですよ」と。だが、私たちはそれに目をつぶり続け、パーフェクトジオングなんてガンプラまで喜々として作っていた。だが福井はこのごまかしを見逃さない。AMBACシステムという姿勢制御法で高い機動性を発揮するため、モビルスーツには相当質量の手足が必要である、と定義する。見事である。
そして、今回挑んだのは「なぜシャアは3倍速で移動できたのか」だ。マシンの性能を3倍にできるノウハウがあるなら、なぜ生産ラインに反映できないのか、というアニメのタブーに挑戦した。えっ石蹴って加速してたの?フル・フロンタルの超絶的な操縦テクニックがあってこその3倍速なのである。さて次はどの矛盾に取り組むのか。
New JJ-K 72さん
「芥川賞作家辺見庸氏に通じる思想」
ガンダム小説(エンターテイメント)として楽しめる一方、その裏に福井氏の思想が織り込まれている点で深みのある一流の(思想)小説だと思います。
第2巻の「内なる可能性を持って、人の人たる力とやさしさを世界に示す」というビスト財団当主の理念に続き、主人公バナージが戦争に巻き込まれ、そこに携わる大人達の言動から「どこにも悪意はない。この律儀な人達が織り成すしがらみこそが、世界の重みか」と実感する場面から、福井氏の思想は辺見庸氏のそれに感化されている。少なくとも辺見氏の著作を読み込んでいると感じました。
福井氏はその著「亡国のイージス」で、私が知る限り三島由紀夫以来、初めて文芸の世界で、「日本という国は亡国である=戦後、国としての主体性を失ってしまった。そして、我々日本(人)は今のような国防に対して無責任で主体性のない思想のまま自衛隊という形式を続けるべきなのか」という戦後のとても重要な問題を我々に投げかけましたが、
本書では、辺見氏の言うところの「無恥なる罪=行き過ぎた資本主義社会に取り込まれた我々が無自覚に生み出している多大なる罪」という問題について、ガンダムという世界観を利用して、我々に伝えよう・考えさせようと意図しているのを強く感じました。
このレビューを見る人で辺見氏を知る人は余りいないと思いますが、最終話までガンダムUCを読んだ後、辺見氏の近著を読むと福井氏の思想がより浮き彫りに感じられると思います。
山猫大尉さん
「けじめをつけたがる人たち。」
後半のラプラス遺跡での戦闘は美しい。地球連邦初代首相の演説が、平和の時代が来ると信じて疑わないままテロに散った希望に満ちた首相の演説がこだまする中の絶対零度の中で戦う巨人たちが灼熱の奈落に落ちていく。
もう既出の登場人物に関する驚きは無いかと思いましたがまだまだありました。しかも緊迫のシーンの中で不意打ちのように知らされます。
伝統の大気圏突入時の死闘。その中での人々の愛憎。これまでもこれからも時と場所を選ばず人は戦い続けると思うと空恐ろしくなります。
これまでのガンダムパイロットと同じように望む望まざるにかかわらず殺戮を繰り返していきます。白い悪魔。パイロットとっても悪魔のような・・・。
やすいちさん
「ラスト盛り上がりました」
過去と繋がってきますね。
まさか、マリーダがあのキャラとは思いませんでしたね。
この5巻で脇役であるリディも重要な存在になり、各キャラクターの存在がより深くなって行きますね。
ラスト周辺では、地球に落ちる寸前でのやり取りは緊迫し、第6巻がどう展開するか非常に気になります。
ドクトルgさん
「アルベルトの秘密」
謎を追いつつ、マーセナス家とビスト家の事情が少し明らかになる。そして、出ました衛星軌道上でのモビルスーツ戦。物理現象をしっかりフォローしながら、重力と大気圏という巨大な不自由さを描いている。
また、「ユニバーサル・センチュリー」とアニメで不用意に用いられた言葉についても、なんとか説明を付けている。こういうところに、ガンダムを子どものおもちゃにしてはいけないという福井のこだわりが見える。
New JJ-K 72さん
「ガンダムの世界観を借りた、不条理な世界をどう生きるかのメッセージ」
以下の文中の言葉を鑑みると、米国主導の人のエゴが中心となった新自由主義(理想を失った民主主義)の世界で人がどう生きて行くべきか、ガンダムの世界観を通じて若い世代にメッセージを伝えようという福井さんの意思を強く感じました。
戦争での理不尽な死を自ら招いてしまうバナージ。(恐らくは)更なる悲劇へと導かれる栗毛の強化人間マリーダ・クルス。願わくば、本シリーズを読み終えた時、彼らがそして若い世代の読者が良心に沿って正しく生きる意味を知悉し、強く正しく生きる勇気を持てる小説であって欲しいと切に願います。
〜以下、文中より抜粋〜
「必要ならば自分達の手で政治家を操ればよいと考えて恥じない。これが絶対民主主義における政治の実相」
「発達した文明が人の寿命を延ばし、増えた人口を養う経済原理が資源を食いつぶして行った時、加速度的に滅びの道をたどり始めた旧世紀の地球。文明をダウンサイジングするか、外に活路を見出すかという二者択一において、人類は後者を選び取った」
「(心は)自分で自分を決められるたった一つの部品だ」
「優先順位に従って義務をこなすことしか知らなかった体が、縁もゆかりもない若い命に後事を預け、未来などという茫洋とした言葉に一抹の意義を見出している。そんな愚かしい錯覚を真に受けた心が、いまはひどくいとおしい。」
「去って行った妻を呼び止める言葉も持てなかった自分だが、子を儲けていれば別の展開もあったかもしれない。もう一つの可能性、あるべき未来、内なる神の目で未来を見据える、ということ。」
ひでさん
「激しさを増していく戦況」
戦いの鍵となる少年と少女、そしてガンダムを奪い合うために失われつづける多くの命。大切な人を失った悲しみ、そして奪った者への憎しみが互いに交錯し激しさを増していく戦況。未だ明かされない箱の真相をもとめて物語は少しづつ佳境に向かう。もう1台のRXー0や新たな敵の出現にも期待して6巻を待ちたい。
山猫大尉さん
「自分はやっぱりジオン派だなと思った。」
前半の沈滞化した流れとうって変わり、後半怒涛の展開です。
複数の線に分かれていた話が終盤一気に交差します。
前々から話の中に出てきていた<パラオ>の正体が明らかになります。
子供の理論を押しのける大人の理論。
大人の理論を越える子供の行動力。
さらに上を行く大人の陰謀。
グーニーズとかホームアローンとかフック(ピーターパンね)とか子供が大人を翻弄するような映画は大嫌いなのですが(たとえが古い!)こういう大人の怖さがある話は現実的でいいです。
この巻では著者の作品ではおなじみの3桁の数字が出てきます。これはサービスですね。ニヤリ。
表紙はこれまでどおり安彦良和氏ですが、中身の挿絵は違っています。挿絵を書いた方には申し訳ないですが若干羊頭狗肉です。もっとも話のおもしろさが減じられるものではありません。これは小説です。
やすいちさん
「ストーリーの面白さが失速」
1巻から当然読んでいます。
4巻目で初めて内容が失速した様な気がします。
ストーリー的には大きく動いたのでしょうが、読んでいてあまり盛り上がりはありませんでした。ガンダムUCの秘めたる力と秘密が徐々に明かされていき、物語は地球に移動します。
ドクトルgさん
「プルトゥエルブの巻」
本巻は、マリーダ・クルスの章。福井は「強化人間」を丁寧に整理して見せた。また、ジオニズムやスペースノイドについても、アニメの荒っぽい説明を論理的に補完して、確かな背景として描き出している。百式の可変機デルタ・プラスが出てくるのも楽しい。
マリーダとバナージの精神接触は、ララアとアムロの出会いに匹敵するような圧倒的な場面として描かれている。
ずうとるびさん
「アルベルトは……」
安彦氏から挿絵が代わったことに文句を言ってる人が多いけど、自分も同感。しかも、うまい人だったら我慢もできるけどヘタッピ……
内容は相変わらずおもしろい。福井氏の抜群の構成力と胸をえぐるような文章もあいまって、ぐいぐい引きこまれて読んだ。これからも先が楽しみだ。
でも、ヘタな挿絵に一点減点。
ところで、冒頭の様子のおかしさを見て気付いたけど、アルベルトってバナージの〇〇〇〇の〇〇〇〇なのでは………二巻の表紙の左端のブタさん(笑)はアルベルトなんでしょ?それにしちゃあ、〇〇〇〇なあ………
New JJ-K 72さん
「邂逅、強化人間マリーダ・クルス」
この物語が起承転結の流れを汲むのなら、その舞台は恐らく起(宇宙)、承(宇宙)、転(地球)、結(宇宙)となり、この第4巻は転(地球)への直前の承(宇宙)に当ります。
主要な登場人物が3巻までで出揃い、地球を舞台とする次の大展開へ繋ぐ為の本巻では、これまでの思想性と主軸ストーリー展開のスケール感という点では既刊より物足りなさを感じました。メインの見せ場は最後半のバナージとマリーダの心の邂逅(共鳴)で、それは、アムロとララァ、カミーユとフォウの系譜を組むもので、この物語の一つの(裏の)核になるべきものだと思います。
小説家、福井晴敏のファンにとっては、メッセージ性・物語展開のダイナミズムを考慮した時、この4巻は満点の出来ではないと思います。それ故、★4つとしました。
ただ、「--No.12」という言葉が登場人物から発せられた時、心が動揺し、かつて中高生時代に最も精神的影響を受けたガンダムという作品の引力のようなものを懐かしく知覚しました。
中高生時代にZ、ZZ、逆襲のシャアをオンタイムで見ていた私の世代のガンダムファンにとっては、既刊と同様に富野ガンダムの正統かつメタモルフォーゼ中の作品(宮部みゆき氏曰く、未来の若者達の「戦争と平和」)として、強くお薦めします。
山猫大尉さん
「僕らも大人になった。」
この巻の前半の見せ場はなんといってもブライトさんの登場でしょう。
子供のころ見ていたガンダムですっごい大人だなと思っていたブライトさんは19歳だったそうな。自分もあっという間に19歳を通り過ぎ、ブライトさんと同じように年を取った。物語のなかのブライトさんは太ったり日和ったりせずにとてもかっこよく歳を取っている。いつ見てもかっこいいです。話は巻き戻るけど一番カッコイイと思ったのは1thでソロモンの戦いの最中、ミライさんに「スレッガーのところにいっておいで」と言ったとき。
後半の見せ場はやはりモビルアーマーとの戦闘です。
最強凶悪なモビルアーマーといえばビグザムでしょうが今回のモビルアーマーはビグザムをはるかに上回る完成度です。走は海中を除いていまいちですが攻・守は完璧に近い強さです。モビルアーマーと連邦軍との全力戦闘。インダストリアル7を上回る災難が人々を襲います。巨大怪獣と巨人との戦い。なすすべもなく・・・。
殺し、殺され、また殺しての繰り返し。です。
バナージもリディもジンネマンも変わっていきます。バイトする学生や家業に反発していた青年やカラッポの胸を抱えながらもくもくと目の前の仕事をこなす男。これからも変わっていくのでしょう。
あと、ルーキーだったリディがいつのまにやら結構なエースパイロットに。やっぱり男は女が変えるのかしら??
やすいちさん
「地上戦」
非常に重たい内容もある第6巻です。
明らかに、子供向けの内容では無いです。
表現はさておき、内容は二転三転しますねぇ。
正史ガンダムの中でこれだけ、連邦とジオンを行き来したパイロットはいないですね。
しかもこの作品では、連邦もジオンも悪として表現しています。
戦争と言う行為自体に対しての悪を感じました。
やはり集団の悪は恐ろしいです。
この第六巻より、ブライト登場。
艦長室にある、アムロの写真が泣かせますね。
ドクトルgさん
「木馬もどきはなぜ大気圏を飛行できるのか」
「ラプラスの箱」のなぞを一つずつひもといてゆくストーリーは、アニメ・ガンダムの物理的な破綻を一つずつ再構築してゆく手順と重なる。今回手がけられたのは、ミノフスキー・クラフトという説明だ。航空力学を無視した形状の宇宙戦艦が、大気中をぷかぷか飛行してしまっているアニメの矛盾を、福井はミノフスキー・クラフトという未知の技術で説明した。力業である。こうなりゃ唯一ブラックボックスとなっているミノフスキー粒子に、すべてかづけてしまえばいいのである。
ほとんどストーリーの進展がないので少々ダレたが、その分終盤のアクションシーンは圧巻。ユニコーンとデルタ・プラスとの連携ミッションはわくわくして読めた。
kaiさん
「ストーリーだけでなくドラマを楽しむ」
ストーリーの進展がほとんど無いという批評が多いようだが、この巻では登場人物のドラマが中心だ。
ジンネマンの過去(これは5巻冒頭の伏線回収)、バナージの成長など、物語の厚みを増す要素が満載だ。特に、ジンネマンと殴り合い「それでも」と叫び続けるバナージの姿には胸を熱くさせられる。確かに「ラプラスの箱」の謎はほとんど進展しない。しかしストーリー展開や戦闘だけでなく、登場人物の熱いドラマで物語を引っ張っていくのが福井作品ではないだろうか。
New JJ-K 72さん
「首都ダカール炎上、そして理不尽に人は死んで行く」
年末からガザへのイスラエルの空爆が始まった。パレスチナ問題は泥沼である。本作の戦争もまた同様に泥沼である。かつて黒人奴隷の積み出し港であった連邦軍の首都ダカールでイスラムの残滓が怨念による理不尽なテロを遂行し、主人公バナージは図らずも仲間であるそのテロ遂行者に立ち向かう。
ストーリーの進展は少ない。サイコガンダムとフォウやプルの関係を意識してか黒いユニコーンガンダムとマリーダ(プル12)の登場が本当に必要なのか今は分らない。ただ、戦争とは余りに理不尽なものであるということ、そして、その戦争の中で少年バナージが少しずつ知識と経験を得て自分の頭で考え行動していく姿だけはしっかり描かれており、次巻に期待したい。
山猫大尉さん
「アイスクリーム。」
とんでもない彼我勢力差がありますがボロボロで寄り合い所帯のネィル・アーガマは進んでいきます。
彼我勢力差を埋めるべくフルアーマーガンダムなんてのが描かれます。古くは現実での多砲塔戦車から最近ではスコープドックのレッドショルダーカスタムなど。(コッチも古い!)
このハリネズミのような装備が遺憾なく私の好きなジオン勢力に対してふるわれてしまうのは残念。ガンダムを無視して母艦を攻めればよかったのに!
ここでラプラスの箱の正体を考えたいと思います。何かが書かれていることはアニメの1巻でも語られています。
・ニュータイプのひみつ(こうなるとニュータイプになれるよ)
・地球連邦政府のひみつ(連邦設立にはこんな後ろ暗いことがあるよ)
・人類のひみつ(実は人類はXXから進化したんだよ)
うーむ。どれもいまいち。なんだろう。連邦政府転覆にもいまいちだし。
この巻では私が勝手に作っていた「死ぬ人・生き残る人リスト」から外れた出来事が起きます。ひどい。でもこれでこそ物語か。
しかしこの出来事が本人だけではなく周りの人間を含めた昇華を促します。人は変わっていける。
アマゾン宗ノ介さん
「いよいよ最終章」
いよいよラプラスの箱に迫る、今まで描かれてきた多くのキャラクター達の命が飛び交う、最終章にふさわしい手に汗握るはらはらの展開。一気に読み終えますよ。
ひでさん
「前編」
いよいよ完結を迎えるユニコーンシリーズ。ついに明かされるラプラスの謎と、再び現れるサイコフレームの虹。それぞれの宿命に翻弄される2機のガンダムが物語を切り開く。
よっしーさん
「小説としても楽しめるガンダム」
ガンダムというとマニア向け、メカものというイメージもあります。けれどこれは今までのガンダム物の中でもストーリーが重厚でガンダムという名前がなくても十分楽しめる小説だと思います。これだけ長編で読めるガンダムは今までなかった。ラストは若干賛否があるかも・・・
バーンズさん
「遅すぎた作品かもしれない……」
ネガティブな事を言わせてもらうと、
ガンダムという作品が様々な作品に消化吸収された今
この作品はあまりうけないかもしれない……
でも作ってくれた。
それだけで私はとても嬉しい。
山猫大尉さん
「不器用な人々。」
作戦の途中経過としてさらりと挿入された感がありますが、この巻で忘れられない章があります。以下、引用です。
「そうならばなぜ、わたしらはいつまでもジオンの看板を背負っているんでしょうかね? もっと利口な生き方はいくらでもあったはずなのに、雇われテロリストに身を落としてまで・・・・・・。わからない。実に不可解だ」
・・・
(全員胸に手を当てて考えてもらいたい。我々はなぜジオン軍人であることをやめようとしなかったのか? 雇われテロリストと蔑まれながら、それでもジオンの軍人であり続けたことに意味はあったか? 他人の評価は問題ではない。こたえはそれぞれの胸の中にある。これまでの人生を否定するのも肯定するのも、決めるのは自分自身だ。いま、なにを成すか。その選択が、未来と同時に過去を決定するものだと知ってもらいたい)
(過去を捨て、新しい未来に生きるのもいいだろう。それはそれで勇気のいることだと思う。だが自分は、自分の過去を否定したくない。無意味であったなら無意味であったなりにけじめをつけたく思う。これは自分の独善であって諸君らに付き合う義理はない。それぞれに最良と思える選択をしてほしい。そしてどちらの道を選ぶにせよ、最後にこんな言葉しか贈れない無能な司令についてきてくれたことに、心から感謝したい。
ジーク・ジオン。・・・・・・終わり)
最初のページのイラストとあわせて見るとなんとも熱くなります。
ほろほろさん
「現実感がなくなってきた」
はい、わかてます
これはSFでガンダムです
現実感なんて堅苦しいこと言わないで楽しく読んでればいい
リディがありえな行動を取るのも青春、情熱、愛
ジンネマンが一人でガルダに乗り込んで救出作戦が成功しちゃうのも勢い
フィクションやっほーーい!!ってな感じで
でもさ
バナージの行動がアムロ染みてていかれてるのに
そこで周りまでおかしなことがまかり通るようになったら
もうなんでもアリに見えてくる
6巻までそこにあったSFなりの現実感が崩れていく気がした
もちろんマシンの性能は別だよ
シャンブロのあの強さもサイコフレームのオーパーツ的なとこもそれじたい
ガンダムの魅力の一部となりえるから
でも、何度もしつこいが人間社会までおかしなことになりだすともうイミがわからなくなる
ネエル・アーガマがガランシェールを助けるなんてナンセンス
ありえないしありえたらもうわけわかんない
ってなことで今、僕はわけわかんなくなっているのです
現実味が薄くなりそれまであった燃えるようなUC愛が揺らいできてます
SFから現実感が削げ落ちたらダメだろ・・・・orz
やすいちさん
「物語が一気に進んだ7巻」
いよいよ佳境? の七巻に突入です。
感想を先に言うと、今までで一番面白かったです。
ブライト艦長はやはり良いですね。
本当に彼がガンダムの歴史となってますね。
あまり活躍は無いのですが、やはり重要な所は押さえてます。
リディが、良い意味で活躍すると思っていたのですが、彼は道を外れましたね。
個人的にはまさかの展開です。
政治的な話も多くなり、いろんな人の思惑が一番動いたと思います。
ここにくると、ダグザがいないのは辛い・・・。
ドクトルgさん
「風雲急を告げる第7巻」
第6巻の分を取り戻すようなスピード展開。戦闘場面も恋の修羅場もひっからまって、一段落するまで進む。ブライト司令の古狸さ加減が頼もしい。
カプールとかザク1とかドワッジとか、既存のMS名が出てくると、それだけでイメージが浮かび、混成部隊の奇妙さや必死さが想像できてしまう。これって特殊な世界だなあ、と思った。やはりガンダムは既に一つの文化である。作品の雰囲気は、全体的にゼータ・ガンダムの世界観に近づいてきた感じだ。
今作で超人的に大活躍するのはジンネマン。おっさんすごすぎます。
ひでさん
「8にも期待」
バンシィとの交戦からわずかな時間で沸き起こる再びの戦乱。かつてのガンダムのパイロットがそうであったように戦いの渦に翻弄されるバナージを筆頭に、箱の存在によって歪まされていく登場人物たちの運命。亡霊と呼ばれる兵士やモビルスーツ、一年戦争の英雄たちの登場も物語を引き立てている。
4月発売の8にも期待したい。
山猫大尉さん
「男の戰い。」
リディもアルベルトもワルカッコヨク成長しました。
二人とも眉間にシワを寄せた今が一番かっこいい!
いいですね〜。こういう黒い炎を上げながら前進するのは。
是非二人ともその鉤爪で望むものを手に入れてほしい。がんばれ。応援するよ!
アンジェロもオットー艦長もかっこいい。逆境が人を成長させる。
全般的に言うとこの巻は「呉越同舟」でしょうかね。成り行きとはいえさまざまな立場の人間が目標に向かって進んでいきます。その船は若い二人が先導していきます。一年戦争以降勝てない戦いを繰り返してきたジオンも変われるかも知れない。いや、ジオンであることをやめられる、かな。
やすいちさん
「7巻をさらに超える面白さ」
七巻で一番面白かったと書きましたが、それを超えましたね。
フル・フロンタルの正体もはっきりしました。
しかし、だからこそアムロはどうなったんだ!
お願いだから登場して欲しい!
でもある意味、フル・フロンタルはフル・フロンタルですね。
やはり過去の彼はある意味、死んだのでしょうね。
物語は本当に怒濤の八巻突入と言う感じですね。
ジンネマンの葛藤や、フル・ルロンタルの狙い、全てがはっきりします。
さらに物語の核である、ラプラスの箱のありかもとうとう解ります。
そこにあったの?と言う場所です。
ミネバ・ザビもここまで活躍するとは・・・。
バーンズさん
「人間描写がいい感じです。」
最近の作品はキャラクターを前面に押し出そうとするせいで不自然なセリフや無駄にカッコつけたセリフが目立ちますが、この作品は結構いい感じです。
人物像の内と外がしっかりと描かれているおかげで口数は少ないものの登場人物に厚みがあり、あたかも作品内に独自の自我を持った人物が存在している様にすら思えます。
何より読者自身が人物の考えの変化や成長を読み取る事ができるのは読む側としてはありがたいです。
アニメ化が決定している様ですが変にキャラを売りにして幼稚になるのは避けてほしいです。
New JJ-K 72さん
「人を超え神格化したフロンタルとジンネマンの心の葛藤と解放が描かれています」
最終決戦を前にした本書の見所は、フロンタルの精神が人格を越え神(悪魔)の領域に到達していることが分かる発言と過去の苦しみから逃れる為に連邦を憎み戦争を続けてきたジンネマンの心の開放=マリーダ(プルトゥエルブ)との邂逅でしょう。
戦争に負けたジオン公国と連邦の関係を同じく大東亜戦争に負けた日本とアメリカに擬し、三島由紀夫が自衛隊員と創設した「楯の会」を模して「風の会」なる組織をジオン共和国軍に創作したのは福井さんならではですね。本書を読む10代の方がそういう過去に興味を抱くきっかけになればと思います。
既にガンダムエースで最終話を迎えましたが、最終巻が最初の1-2巻の頃の深み・輝き・希望を含有するアニメ・小説の枠を超えた芸術作品足るよう願っています。
カズヤさん
「バナージは箱をどう扱うのか」
めまぐるしく話が展開した今作でしたが、ついに箱の最終座標も明らかになりクライマックスが近づいてきてワクワクします。個人的にこれからの楽しみは
・箱の中身
・ライバルたちとの戦闘
・箱の扱い方
です。この中でもバナージが箱をどう扱うのかに関して期待が高まります。今作でチラッと言っていた扱い方では到底納得できません。「箱の扱い方」という客観的な判断基準を与えられたバナージはこれまでのガンダム作品の中でも酷な主人公と言えるかもしれません。しかしこの課題を乗り越えてすばらしいフィナーレを飾ってくれることを期待しています。